バラナシ
2019年11月から12月にかけてインドを旅しました
聖なるガンガーのほとりシヴァの都バラナシ
ヒンズ―教最大の聖地であるこの地はしかし、旅行者には魔都とも称される
宗教都市はいずこも独特の雰囲気を纏うがなかでもここバラナシは世界中のどことも異なる唯一無二の町
渦巻く瘴気にあてられて心身に変調をきたす旅人も多いようで、称してバラナシ病と言うとか言わないとか...
圧倒してくるなにものかをあるいは押し戻しあるいは受け流し、世にも稀なこの魅力的な魔都を堪能されんことを!
Special thanks to あきこさん!
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ガート ☆☆☆☆☆
バラナシの魅力はなにをおいてもまずはガート(川に向かって下る階段状の堤)
ここバラナシのガンガー(ガンジス川)のガートで沐浴をすることですべての穢れが清められ、遺骸(遺灰)を流せば輪廻から解脱できるとされる
朝夕のプジャ(ヒンズー教の祈りの儀式)はもちろん一日中インド各地から祈りを捧げに来る人々が押し寄せる一方、ここに暮らす人々にとっては生活の場そのものであり、沐浴、川魚漁、洗濯、水浴び、煮炊きから火葬までもが粛々と行われてもいる
日の出 ☆☆☆☆
ガンガーから登る真っ赤な朝日、沐浴をする人々、プジャ...バラナシの日の出は劇的で印象的
霧、靄、あるいは冬季には煤煙のためと言われるが太陽はおぼろにかすみ、日の出時刻よりも遅れて地平線よりも高い位置にその姿を現す
プジャ ☆☆☆☆☆
ダシャーシュワメード・ガートやラージェーンドラ・プラサート・ガートで行われる日没のプジャはまるでグループ・アーティストの野外ライブと見紛うほどの派手さだが、少し離れたガートでは銘々静かに厳かに祈りを捧げる姿も見られる
ダシャーシュワメード・ガート(日没) |
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ダシャーシュワメード・ガート(日の出) |
メイン・ガート付近 ☆☆☆☆☆
ガンガー西岸に並ぶガートは80を超え、その中央付近にあり最も参拝者の多いダシャーシュワメード・ガートはメイン・ガートとも呼ばれる
すぐ隣のラージェーンドラ・プラサート・ガートとともに盛大なプジャが行われる
火葬場 ☆☆☆☆
バラナシのガートには火葬場が2つあり、ときに大火葬場、小火葬場と呼ばれる
メイン・ガートから下流(北)側に大火葬場マニカルニカー・ガート、上流(南)側に小火葬場ハリシュチャンドラ・ガート
いずれも写真撮影は禁止されているがなぜかボートからはかまわないらしく、川に浮かぶボートの観光客はインド人も総立ちで携帯を掲げる
想像していたよりは小さく、覚悟していたほどは衝撃的でもなかったが、それでもやはり強烈な印象
上流(南)側
メイン・ガートから南側は比較的小さめのガートが連綿と並び、どちらかというと親しみやすく生活感のある下町の感じ
最南端のアッスィー・ガートでは朝のプジャに続き伝統音楽の演奏さらに近隣住民参加のヨガが催される、最後は「笑いヨガ」で締め
上流(南)側 |
アヒリヤバイ・ガート ☆☆☆ |
ダルバンガ・ガート ☆☆☆ |
ディグパティヤ・ガート ☆☆☆ |
パ−ンデー(サーベスバラ)・ガート ☆☆☆ |
ラジャ・ガート ☆☆☆ |
ケダル・ガート ☆☆☆☆ |
ケダル寺院 ☆☆☆☆ |
チェート・スィン・ガート ☆☆☆ |
下流(北)側
メイン・ガートから北側は大きめのガートも多くお金持ちエリアとのことだがマニカルニカー・ガートより先は訪れる人も少ない
ブンディ・パルコタ・ガートの辺りに大阪出身の日本人アーティストBAKIBAKINGがガンガーに棲む聖なる魚をモチーフに壁画を制作中だった
下流(北)側 |
マンマンディール・ガート ☆☆☆ |
ダタトレヤ・ガート ☆☆ |
ジャタール・ガート ☆☆ |
バールジー(マンガラ・ゴーリ)・ガート ☆☆ |
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ヴィシュワナート寺院 ☆☆
バラナシが聖地である所以のシヴァを祀る由緒正しき寺院
但し、12世紀以降のイスラムの侵攻により破壊され現在かろうじて再建されたゴールデン・テンプルもごく小規模な寺院
それでもヒンズー教徒はお供え物を携え狭い路地に延々と参拝の長蛇の列を作るが、ヒンズー教徒以外の旅人の興味をひくものはない
重要な聖地であり写真撮影は厳しく制限されており、外観がわずかに見える東側の街路でうっかりデジカメを出したら大騒ぎになった
マーン・マハル ☆☆
ムガール帝国時代にジャイプルのマハラジャ、ジャイ・スィン2世がインド各地に作った天文台ジャンタル・マンタルのひとつが、離宮マーン・マハルの屋上に残る
博物館としては凝った造りだが肝心のジャンタル・マンタルは本家ジャイプルのものとは比べようもない
バラナシ・グルメ ☆☆☆☆
カレー、チャパティ、ナン
言わずと知れたインドの主食、日本でいういわゆるカレーを単品または定食形式(タリー)で注文する
Akshay Bhojnalay(店名)☆☆☆ |
シュリー・カフェ(店名) ☆☆☆☆ |
ケシャリ(店名) ☆☆☆☆ |
ノンベジ
バラナシはヒンズー教の聖地ということもあって多くのレストランはベジタリアン・メニュー、肉系が食べたければムスリム街へ
Nafees Hotel(店名、ホテルにあらずケバブ屋) ☆☆☆☆ |
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水牛カレー(店名不詳、地図あり) ☆☆☆ |
ラッシー
飲むヨーグルト、バラナシではおわん型の素焼きの器で出されることが多い
プレーンなもののほかにスパイスやフルーツを加えてアレンジしたものもあり、後者の有名店ブルー・ラッシーは衝撃的に美味しかった
ブルー・ラッシー(店名) ☆☆☆☆☆ |
ババ・ラッシー(店名) ☆☆☆ |
ラッシー・コーナー(店名) ☆☆☆☆ |
マライヨ
冬季限定スイーツ、淡い黄色をしたメレンゲ状のクリーム、独特の香料を使うのが特徴で店によって味が大きく異なる
ラクシュミ・チャイ・ワラ(店名) ☆☆☆☆ |
店名不詳、場所不詳 ☆☆☆ |
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路面軽食系
ローカルの人々が朝食やおやつに食べており時間帯によって作るメニューも異なる
屋台系
チャイ
インドと言えばチャイ、あまりに日常すぎてほとんど写真に撮っていなかった
街中のチャイ |
ケダル・ガートのチャイ(朝のみ営業) |
ジンジャー・ライム・ティー |