ベトナム
ベトナム訪問は2009年、カンボジアのシェムリアップからバスでホーチミンへ
目的は「海の桂林」とも称されるハノイ湾と世界遺産ミーソンの遺跡
旧南ベトナムのホーチミンからハノイまで列車とバスで縦貫、そのため記事も南から北への順になっています
活気あふれる南のホーチミン、洒落た感じの北のハノイ、その中間にあるのは旧王朝の都フエ、日本でいえば大阪、東京、京都でしょうか
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ホーチミン ☆☆
旧南ベトナムの首都サイゴン。ベトナム独立の父ホー・チ・ミンにちなんで改名
大きな町だが全般に古びた感じで高層ビルは少ない
驚くべきはバイクの数、1980年代の中国の自転車を彷彿とさせるが、数倍危ない
通りの幅が広くバイクの大軍をよけながら横断するのは最初は戸惑う
コツはアイコンタクトと暗黙の了承、バイクを見ながら一定速度で横断すればバイクのほうがよけて通り過ぎていく、途中で止まるのは自殺行為
統一会堂の地下にベトナム戦争時の司令室が残されている
時折アオザイを着た女性を見かけるが少ない
ただホーチミン以外では街中ではまったく見かけなかったので残っているだけ貴重かも(2009)
寝台列車
ホーチミン=ダナン間で昔懐かしい旧式の寝台列車に乗車
必ず遅れるらしく案の定1時間遅れでダナン着
もっとも分刻みの日本のほうが世界的には非常識かも(2009)
ホイアン ☆☆☆
ベトナム中部に位置するかつての商都ホイアン
貿易で栄えた町らしく運河沿いに雰囲気のある街並みが続くがベトナムと言うより中国風
ちょうど雨季だったが雨に濡れたホイアンの街もまた風情がある
ベトナムは北部、中部、南部でそれぞれ雨季が違うのでどこかで雨に会う確率は高いがホイアンは雨が似合う、洪水で水に浸からなければ(笑)(2009)
ミーソン ☆☆☆
ホイアン郊外にあるヒンドゥー教の遺跡、世界遺産
年代的にアンコール・ワットよりも古く、山間にある趣のある遺跡だが大規模なものではない
かつては70以上の構造物があったらしいがアメリカ軍の爆撃等により現存するのは20程度(2009)
フエ
王宮 ☆☆
古都フエのシンボルだが正面のいくつかの建物を除けは戦争や災害で失われたまま放置されているに近いところも多い
世界遺産に登録されてもそのままというのはさすが社会主義国と言うべきか
閲是堂のダンスパフォーマンスはそこそこ楽しめる(2009)
ティエン・ムー寺 ☆☆
フエにいくつかあるお寺のひとつ。8角形7層の塔が有名
フエ郊外にはいくつかの帝廟があるがあいにく連日の大雨で他は訪問せず(2009)
ベトナム風ホットドッグ
ブン・ボー・フエ (2軒並びの左側)
フエ名物のスープ麺、ブン・ボー・フエ
フォーのようなそうめんのような麺(ブン:ビーフン)に柔らかく煮込んだ牛肉(ボー)と魚のすり身団子に香菜
掘立小屋といっても過言ではない店が2軒並んでいる。最初は1軒の店かとも思ったが別々でブン・ボー・フエも微妙に違うがどちらも抜群にうまい(2009)
ブン・ボー・フエ (2軒並びの右側)
寝台バス
フエからハノイへは寝台バスにトライ、名付けてSleeping Bus
大型バスに縦に3列、上中下段の3段ベッド。当然通路が必要なためベッドの幅は狭く、長さも180cm程度で荷物を置くのも厳しい
日本人でも窮屈なくらいで大柄な西洋人はちょっと辛そう(2009)
ハノイ
ホアン・キエム湖 ☆☆
ホアン・キエム湖(と言っても大きな湖ではない)を中心に西洋風の建物が並ぶベトナムの首都ハノイ
ホーチミンのほうが活気がある感じはするがハノイぐっとは洗練された印象(2009)
街角
ホー・チ・ミン廟周辺 ☆
社会主義国の定番ともいえるガラスケースに安置されたベトナム独立の父革命家ホー・チ・ミンの遺体
写真撮影は当然禁止だがカメラ自体預けさせられる(2009)
水中人形劇 ☆☆
チケットは数日先まで売り切れるほどの大人気
水の上で操り人形が繰り広げる活劇は楽しめるし、「どうなってるんだろう?」と興味もわくが、果たして数日先まで売り切れるほどかどうかは...(2009)
ハロン湾 ☆☆☆
ベトナム旅行のハイライト、世界遺産、海の桂林、数々の形容詞を関して語られるハロン湾
もともと桂林もハロン湾もひとつながりの広大な石灰岩台地の一角なのだそうだ
ハロン湾は石灰岩の大地が雨水で削られた後、沈降して海に沈み湾になったという
クルーズ船での島めぐりとなるが思ったより広いエリアに島が散らばっており景観としては桂林のほうがまとまりがある
景観がメインというよりもクルーズを楽しみながら不思議な形の島や岩をめぐる、といった表現のほうが正しいかも
伝統的な帆船を模した船や海賊船のような船もありワン・ピース気分が満喫できる
グレードはピンからキリまであり豪華な帆船もあれば安い船はハノイから客を集めてきた旅行代理店と船着き場で交渉してそのまま出航する(2009)