エジプト(1988)
このページの記述内容は1988年(第三紀)当時のもので、写真は当時のフィルムをスキャンしたものです
世界7不思議の筆頭格ピラミッド、ツタンカーメンに代表される王家の谷、ナイル上流のアブシンベル神殿等々見どころは尽きない
これが数千年前に作られたとは到底考えられません
こんなに厳しい環境下でこれほど見事に残っているとは、そしてこのデザインの完成度たるや!!
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ピラミッド
ギザ ☆☆☆☆☆
バスでカイロからギザに向かうと街中を出るとすぐに遠くに見えてくるのになかなか近づかず遠近感がつかめないほど
実際近くに降り立つとやはり大きく圧倒される
クフ王、カウラー王、メンカウラー王の3つのピラミッドがオリオン座の3つ星を模したとも言われる配置で並んでいる
一方、スフィンクス
ピラミッドと並んで写っている写真が多いことから当然ピラミッドに比肩するほど大きいのだろうと思い込んでいたが、こちらは遠近法フル活用で大ピラミッドの高さ146mに対しスフィンクスは20m!
サッカラ ☆☆☆
ジュセル王のための階段状のピラミッドで、ピラミッドとして認められている最初の形状
ダハシュール ☆☆☆
スネフェル王がダハシュールに築いたピラミッドは途中で勾配を53°から43°に緩め屈折した形状
メンフィス ☆☆
メンフィスの町のまるで児童公園のような場所にぽつねんと残されたように鎮座するアラバスター(美しい白色の鉱石)製のスフィンクス
高さ4.25mとのことだが小さく見える、さては台座を含めての高さか?
アスワン周辺
アブ・シンベル神殿 ☆☆☆☆☆
ラムセス2世の造った岩窟神殿
アスワンハイダムを建造する際、ダム湖に沈んでしまう場所にあった神殿をユネスコが主体となった救済活動によって沈まない場所まで移設し、この工事をきっかけに世界遺産の制度が制定された
巨大なラムセス像や岩窟神殿内部も再現されその威容とともに移設の偉業にも驚かされるが、ブロックに分割切断して移設した際の痕も残る
イシス神殿(フィエラ神殿) ☆☆
アスワンからナイル川を下ったフィエラ島にあるイシス神を祀る神殿
元々別の島(元のフィエラ島)にあったものがアスワン・ダムの建設により半水没状態となり、アギルキア島(現フィエラ島)に移築した
ルクソール周辺
王家の谷 ☆☆☆☆☆
古代エジプト新王国時代の都があったテーベ(現ルクソール)からナイル川を隔てて西側の岩山の谷に点在する岩窟王墓群
ツタンカーメン王墓もこの谷で発見され、現在も複数の墓の発掘作業が続いている
荒涼とした岩山のそこここに王墓に続く坑道があり内部を見学できるものもある
ハトシェプスト女王葬祭殿 ☆☆☆☆
ナイル川を望む崖に造られた古代エジプト唯一の女性ファラオの葬祭殿
幾何学的で壮麗な建造物で背後の崖は王家の谷に続く
カルナック神殿 & ルクソール神殿 ☆☆☆
アメン神を祀る巨大神殿、ルクソール神殿はもともとはカルナック神殿の付属神殿として後に造られた
ファラオ像、列柱、オベリスクといずれも巨大
パリのコンコルド広場に立つオベリスクはここから運ばれたもの
街角
カイロ
アスワン、ルクソール郊外
ファルッカ・ナイル・クルーズ
アスワンからはナイルクルーズ、といってもナイルの民ヌビア人の操るファルッカと呼ばれる丸い木の葉型の粗末な小舟で数日間キャンプをしながらナイルを流されていくだけなのですが