モロッコ
2023年10月、念願のモロッコへ
アフリカ北西部
チュニジア、
アルジェリア、モロッコはアラビア語でマグレブ、日の没する所と呼ばれる
モロッコ以外の2か国は1988年に来たがその際は時間切れでモロッコまでは来られず、数十年越しの宿願を達成しマグレブ制覇
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フェズ ☆☆☆☆
8世紀にモロッコ最初のイスラム王朝が興った際の都であったフェズ。それを起源とする旧市街は世界一複雑な迷路の街とよばれる
メディナ ☆☆☆☆
狭い路地が入り組むイスラム式の街の形態は一般にメディナと呼ばれ、フェズのメディナは1,000年以上昔の街並みが今に残る異次元空間
城壁に囲まれたメディナの中には自動車は入れず、起伏を伴う複雑な地形に沿って石畳の細い街路が毛細血管のように広がる
メディナ全体が世界遺産に登録されている
リヤド ☆☆☆☆
中庭を囲む形で居室が配されたモロッコの伝統的な住居形態がリヤド
観光客向けに宿泊可能な施設として開放されているところもあり、モザイクタイルで飾られた壁や床が美しい
カラウィン・モスク ☆☆
9世紀に建てられたフェズ初期のモスク。独立した建物というよりメディナの一部といった趣。イスラム教徒以外は内部には入れない
アッタリーン・マドラサ ☆☆☆
14世紀に建てられた神学校が公開されている。大きくはないが端正で繊細なイスラム様式の建築物
ザウィア・ムーレイ・イドリス廟 ☆☆
フェズを建造したムーレイ・イドリス2世の廟。イスラム教徒以外は内部には入れない
ネジャーリン木工芸博物館 ☆☆☆
18世紀に建てられたかつての宿舎が修復されて博物館として公開されている。展示品の木彫りや楽器もさることながら建物自体が美しい
タンネリ・ド・フェズ ☆☆☆☆
起伏のあるメディナのくぼ地にめり込んだかのように存在するタンネリ(なめし皮工場)
蜂の巣のように仕切られたカラフルな染色用の桶(プール?)と周囲の建物との取り合わせは奇観とも言える
タンネリ・ショワラのほうが有名だが最初に見たせいかこちらの方が印象的だった
タンネリ・ショワラ ☆☆☆☆
フェズ川のほとり近くにある大きなタンネリ
皮をなめす際に使用するなめし材が独特な臭いを発する
アンダルース・モスク ☆☆
メディナからフェズ川を隔てて東側の丘にあるモスク。イスラム教徒以外は内部には入れない
アンダルシアからの来た人々によって建てられたのでアンダルース・モスク、同様にカラウィン・モスクはカイルアンから来た人々によって建てられたもの
ブー・ジュールド門 ☆☆
新市街方面から旧市街メディナへの入り口となる門
ブーイナニア・モスク ☆☆
ブー・ジュールド門近くにあるかつての神学校。現在見学可能なエリアは広くない
食事
シャウエン ☆☆☆
15世紀に建設された山間の小さな町。町中の建物が青く塗られ「青い町」として知られる
街路 ☆☆☆☆
メディナは歴史的な趣はないが、静かで落ち着いた雰囲気のたたずまい
スペイン・モスク ☆☆☆
シャウエンの町を一望できる高台に建つモスク
ラス・エル・マ ☆☆☆
町の外れに湧く泉。町を流れる川はここから始まる
カスバ ☆☆
町の中心部の広場に面した城塞跡。中庭といくつかの展示室があるが特に見るべきものはない
食事
フライド・サーディン |
野菜のクスクス |
サラダ、スープ、鶏タジン |
タンジェ ☆☆
モロッコ北端に近い海沿いの大都市
新市街はヨーロッパの都市と遜色なく、山間の鄙びたシャウエンから民間のおんぼろバスで到着したのであまりのギャップに驚いた
メディナ ☆☆
港の近くにメディナが残るが歴史を感じさせるものではなく郊外の住宅街のよう
カスバ博物館 ☆☆☆
かつての王宮が博物館兼美術館として公開されている
高速鉄道 ☆☆☆☆
タンジェ〜カサブランカ間はフランス製の高速列車が走る。モロッコの主要駅はいずれも現代的かつ芸術的な建物
ラバト ☆☆☆
モロッコの首都であり市内には洗練されたトラムが走る近代的な都市。メディナ(旧市街)とカスバ(城塞)が残る
ハッサンの塔 ☆☆☆☆
12世紀末に未完のまま残されたミナレット(尖塔)だがそれでも44mの高さを誇る。列柱が並ぶ広場の端に立つ端正な姿が美しい
ムハンマド5世の霊廟 ☆☆
ハッサンの塔と向かい合う場所に建てられた20世紀の霊廟。本来は入場可能なはずだが訪問時は閉ざされていた
メディナ ☆☆☆
12世紀に建てられたメディナではあるが現在は綺麗に整備されてレトロなアーケードといった風情
ウダイヤのカスバ ☆☆☆
河口付近の海岸に面した高台に立つカスバ。門の中に入ると美しい白壁の街路が整備されており地中海の島のよう
ウダイヤ庭園 ☆☆
カスバに隣接し樹々が生い茂るスペイン・アンダルシア様式の庭園。博物館は閉鎖中
食事
カサブランカ ☆☆
映画や音楽でなじみのあるカサブランカ
メディナやスークには観光対象としては見るものは少ないが、ハッサン2世モスクは一見の価値あり
ハッサン2世モスク ☆☆☆☆
20世紀後半に建てられた壮麗なモスク。歴史的な重みはないが高さ200mのミナレットは世界最高とされ内装の豪華さには驚くばかり
イスラム教徒以外も入場できる時間帯が設定されている
メディナ ☆☆
市井の人々が暮らす現代のメディナ
マラケシュ ☆☆☆
フェズに次ぐ歴史を持つ古都マラケシュ。旧市街のメディナはフェズとは異なり平坦な立地で広さはフェズを凌ぐ
無数の店が連なるスーク(市場)と日暮れになると蜃気楼のように忽然と食べ物屋の屋台が現れる広場が最大の見どころ
訪問の1か月前の2023年9月にマラケシュ南方を震源とする大地震があり、いくつかの博物館・美術館は後片付けのため閉鎖されていた
ジャマ・エル・フナ広場 ☆☆☆☆
マラケシュのメディナの中心的な広場
昼間は伝統的な市場に道芸人が芸を競い、夜になると食事の屋台が林立する。一日中活気にあふれる広場
スーク ☆☆☆☆
アラブ圏の伝統的な市場は一般にスークと呼ばれ、マラケシュのスークは世界最大規模とされる
ジャマ・エル・フナ広場の北側に無数の店からなる衣類・履物・革製品・絨毯といった商品ごとのスークが形成されている
ベン・ユーセフ・マドラサ ☆☆☆☆
16世紀に建てられ20世紀半ばまで使用されていた神学校
学生たちの宿舎棟が四角い池のある中庭を囲み、精緻な化粧漆喰や床に敷き詰められたタイルの美しさはモロッコ随一
マラケシュ博物館 ☆☆
モザイクで飾られたパティオなど建築は美しいが博物館の展示品は特に見るべきものはない
オリエンタリスト美術館 ☆☆
リヤドを改装した静かでハイセンスな美術館。ダリの絵画等も所蔵するが個人美術館のため規模・収蔵品はそれなり
ル・ジャルダン・スークレ ☆☆☆
広い庭を持つ古い宮殿を修復し公開している。メディナの中心部にもかかわらず高い塀に囲まれて外からはうかがい知れない「秘密の庭」
クトゥビア ☆☆
12世紀に建てられたミナレット。マラケシュのシンボル・タワー的な塔だがイスラム教徒以外は入ることはできない
バヒア宮殿 ☆☆☆
19世紀の邸宅。モザイクや彫刻で飾られたイスラム様式の宮殿
エル・バディ宮殿 ☆☆
16世紀の宮殿跡。現在は高い壁に囲まれた中庭と地下の回廊が残る
アサード朝の墳墓群 ☆☆☆
16〜17世紀のスルタンの廟
食事