アルジェリア
このページの記述内容は1988年(第三紀)当時のもので、写真は当時のフィルムをスキャンしたものです
チュニジアのドゥーザから陸路で国境を越えて入国
当時はドルの持ち込みがあり入国検査で厳しく調べられると聞き、紙幣を歯磨きチューブに隠し持って入国
でも素通りで拍子抜け...入国検査ってホント運次第あるいは係官の気分次第、対策は「身なりをちゃんとして愛想よく」
サハラ砂漠はやや期待外れ、というか期待自体がピント外れだったことに気づきました
見渡す限り続く砂の丘、刻々と変わる模様を砂になでつけながら吹き抜ける熱風...
って、じゃああんたどっから来たの?当然来た道があるでしょ?
というわけで普通に行ける場所は普通に道があるわけで、パリダカで見るような景色は人が行かないところ、つまり自分も行けないところ
もちろん普通に道のすぐ脇、街のすぐ裏手まで砂丘が迫ってはいるけれど、360°砂の海に自分ひとりだけ、というのは期待といえども都合よすぎ(笑)
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ガルダイア ☆☆☆☆
サハラ砂漠東部のオアシスのひとつで、美しい砂岩色のミナレット(イスラム寺院の尖塔)を中心に円錐形に広がるこれぞアラブの町
この辺りはムザブと呼ばれる一帯で遊牧民ベルベル人の末裔が暮らし、衣装やメディナ(旧市街)の雰囲気も独特なもの
家々は土壁で仕切られて密集し、まるで町全体が一つのアパートのようで、そもそも丘があったのか、建物が丘を形作っているのかわからないほど
狭くうねった通路自体も通路と言うより巨大なアパートの屋根のない廊下のよう
エル・ゴレア ☆☆
アルジェから南に約700km、サハラ砂漠の砂砂漠(すなさばく)周縁部にあるオアシス
意外なことに小粒の雨が降っており、そしてさらに意外なことに地元の人曰く「雨?降るよ」と当然のように答える
但し、パラパラする程度で地面が濡れるほどでさえなく、ましてや雨量が計測できるなんてことはないので何の役にもたたないとのこと
けれども「サハラ砂漠に雨が降る」なんて日本人にはイメージの外
サハラ砂漠 ☆☆☆☆
いわゆる砂砂漠(すなさばく)、砂丘、デューン(dune)
サハラ砂漠をはじめ多くの砂漠は、実はその面積の多くの部分は石のころがる固い台地の礫砂漠(れきさばく)や岩石砂漠で、砂砂漠は意外に少ない
写真はティミムンのホテルから砂丘を一山超えて、念願の360°の砂漠の光景が広がる場所
もちろん歩いて来た方の砂丘の背後には小さいながらオアシスの町が隠れているのだけれど
アルジェ ☆☆☆
アルジェは白い建物が青い海に映えるいかにも地中海の港町の風情のある町、だった
訪問i時1988年当時は、です
1990年代以降、内戦やテロで破壊された場所も多いと聞く
あの美しかった迷路のようなカスバ(旧市街)や美しかった港は無事だったのだろうか