Quinary - 第五紀

ヒヴァ


2013年8月から9月にかけて中央アジアを旅しました
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ヒヴァ、イチャン・カラ ☆☆☆☆☆

ウズベキスタンでは城塞都市遺跡のことをカラと呼ぶがヒヴァのイチャン・カラには現在も人が居住し、博物館都市として世界遺産に登録されている
イチャン・カラは高さ約10m、厚さ約6mの城壁で囲まれた南北約600m、東西約400mの城塞都市であり、東西の門を結ぶ通路にモスク、メドレセ、ミナレットが密集しその北側と南側は居住区域となっている

城壁 ☆☆☆

イチャン・カラを取り巻く城壁

オタ・ダルヴァサ門(西門) ☆

イチャン・カラ西側の広場に面し観光客にとっての正門

キョフナ・アルク ☆☆☆

西門を入った左手(北側)の壁はすでにキョフナ・アルクの外壁で正門は壁伝いに左に曲がった広場に面したところにある
キョフナ・アルクとは「古い宮殿」という意味で後に作られたタシュ・ハウリ宮殿と区別するためにこう呼ばれるようになった
イチャン・カラの城壁の内側にさらに城壁が巡らされてその中にハンの居室、ハーレム、モスク等がある
西側のアクシェイフ・ババの見張り台と呼ばれるテラスは夕陽観賞のポイント

カルタ・ミナレット ☆☆☆☆

西門を入ると右前方に見える巨大な筒状の構造物でその太さとタイルの模様が独特で印象的
基底部は直径14.2mもあり計画では高さ109mのミナレットになるはずだったが26mのところで中断されたためずんぐりとした形状のままとなった
カルタは「短い」の意味

ムハマンド・アミン・ハン・メドレセ ☆☆☆

西門を入るとカルタ・ミナレットの右(南)側手前にある大きなメドレセ
中央アジア最大のメドレセで中庭を取り囲む形で125の部屋があり、現在はホテルとして使用されているが中を見学できる

ムハンマド・ラヒム・ハン・メドレセ ☆☆

キョフナ・アルクの東に向かい合って立つメドレセ、中は博物館になっている
ライトアップされたアイヴァーンが幻想的

ジュマ・モスク&ミナレット ☆☆☆☆

イチャン・カラのほぼ中心にありミナレットの高さは42m
モスクは木の柱で天井を支える独特の構造で柱にはそれぞれ異なる模様が彫刻されている
ミナレットにはモスクの内部から登るが別料金が必要、夏場は日没の時間には閉まってしまうため夕陽を見ることはできない

イスラーム・ホージャ・メドレセ&ミナレット ☆☆☆

ヒヴァで最も高い45mのミナレットは帯状に貼られた青いタイルの模様が美しい
メドレセは博物館になっているが展示はいまいち
ミナレットは日没の時間まで開いており夕陽が見られる

パフラヴァン・マフムド廟 ☆☆☆☆

イスラム・ホージャ・ミナレットから通路を西に入ったところにある霊廟
他のスポットとは異なり観光客よりも参拝者が多く、奥の霊廟は神聖な雰囲気

アラクリ・ハン・メドレセ ☆☆

東門近くにあるメドレセ、工房やレストランが入っている

クトゥル・ムラド・イナック・メドレセ ☆☆

アラクリ・ハン・メドレセの向かいの一段高くなったところにあるメドレセ、中庭の地下に貯水池がある

タシュ・ハウリ宮殿 ☆☆☆

アラクリ・ハンによって建てられた美しい宮殿
広い中庭と天井の高いテラスがあり壁や天井の模様が美しい

パルヴァン・ダルヴァザ門(東門) ☆

門外側のバザールはかつては中央アジア一の奴隷市場だったそうで奴隷の門とも呼ばれる

タシュ・ダルヴァサ門(南門) ☆

メインストリートから居住区を抜けたイチャン・カラの南門

ヌルッラバイ宮殿 ☆☆

イチャン・カラの外、北西にある小さな宮殿
内部は西洋風で壁や天井の装飾、シャンデリアが美しい


街角