北部(ノルマンディー、ブルターニュ他)
2023年10月、ラグビー・ワールド・カップの日本対アルゼンチン戦を観戦するという名目で渡仏
このページでは観戦前後に回ったノルマンディー地方とモン・サン・ミシェル等ブルターニュ地方を掲載
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ジヴェルニー
パリから70kmのノルマンディー最南部。印象派の画家モネが移り住んだセーヌ川下流の村
モネの家と庭園 ☆☆☆☆
モネが後半生を過ごした家は彼の死後一時荒廃したが現在は再生され公開されている
住宅は生活空間が再現されるとともに多くの浮世絵や印象派の絵画(複製)が飾られ、モネが丹精込めた庭には四季折々の花が咲き誇る
わざわざ川から水を引いて造成した池で数多くの睡蓮の絵が描かれた
ルーアン
セーヌ川に面する港として開けノルマンディー公国の都として栄えた古都
ルーアン大聖堂 ☆☆☆
モネが連作のモチーフにした大聖堂
典型的なゴシック様式の尖塔はあまりに高く、それに比べて正面広場が狭いため広場の端までさがってもカメラの横画面に収まりきらない
モネは広場をへだてて向かいの建物の2階から描いたと言われる
ルーアン美術館 ☆☆☆
比較的大きな美術館だが目当ての印象派以降近現代の作品の展示は順路最後の1〜2部屋のみ
写真はいずれもモネのもので前の2作はルーアンを描いたもの
ル・アーブル
モネの故郷であり先達の画家ブーダンともども多数の絵が描かれたセーヌ川河口の街
印象派の名前の由来となった「印象・日の出」(マルモッタン・モネ美術館蔵)が描かれた地として有名
第二次世界大戦ではヨーロッパ最大級の被害を受けたが再建された街並みはその技術が評価され世界遺産として登録されている
アンドレ・マルロー現代美術館 ☆☆☆☆
規模は大きくはないが数多くのブーダンの作品とともに印象派の名画や現代美術作品を所蔵
街角 ☆☆☆
再建された市街地にはブラジリアの斬新な建築群で知られるオスカー・ニーマイヤが設計したル・ヴォルカン等の興味深い建築物も見られる
エトルタ ☆☆☆☆
白亜の岩壁と自然のアーチが有名な景勝地。ブーダン、モネをはじめ印象派の画家のモチーフともなった
アルセーヌ・ルパンを著したモーリス・ルブランの家があり、岬の先に海中から突き出た塔のような岩峰は奇岩城のモデルとされる
アミアン
ノルマンディー地方と接するピカルディー地方に属す。有名な観光地というわけではないが当地在住の知人を訪ねて立ち寄った
水郷の景観が保全され、日本でも見られる底の平らな船で巡るソンム河畔の舟遊びと世界遺産の大聖堂が観光の定番とのこと
フローティング・ガーデン ☆☆☆
鬱蒼としげる木々に囲まれた湿地帯には水路が網の目のように走る。浮島は市民が休日を過ごしたり家庭菜園として利用されている
ノートルダム大聖堂 ☆☆☆
ゴシック様式の大聖堂としてはフランス最大規模。聖堂を飾る彫刻が美しい。世界遺産
ジュール・ヴェルヌの家 ☆☆☆
「海底2万哩」等を著したジュール・ヴェルヌが晩年を過ごした家が博物館として公開されており数多くの資料が展示されている
モン・サン・ミシェル ☆☆☆☆☆
海岸線から数百m離れた小島に中世に夢のお告げで建てられたという巨大な修道院が聳える
潮の満ち引きによって陸続きになったり離れたりする特殊な地形と天を衝くかのような峻厳な修道院のシルエットがここにしかない景観を生み出す
島内は観光地化されレストランと土産物屋ばかりではあるがそれでもこの威容は必見
サン・マロ ☆☆☆
ラ・マンシュ海峡(イギリス海峡)を望みフランス最大の港として栄えた城塞都市。堅牢な城壁に囲まれた街並みが今に残る風光明媚な地
カンカル ☆☆☆
小さな港町だが名産品の牡蠣はフランス王室御用達とされた。海辺のすぐ先には養殖生簀が浮かびその目の前に牡蠣小屋が並ぶ