Quinary - 第五紀

アイスランド


2017年7月、南回り航路の旅の8番目の寄港地としてアイスランドを訪問しました

緯度が高く夏は日中の時間帯が長いため旅行はしやすかったのですが、天気は変わりやすく特に南部は雨が多いように思いました
なお、オーロラや氷の洞窟は夏には見ることはできません

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アイスランド

「火と氷の国」アイスランド、その名の通り火山と氷河が造り出す壮大な景観が随所に見られる
一部北極圏に属するほどの高緯度にあるが海流の影響により同緯度のスウェーデン等と比べるとはるかに温暖

食事やホテル、温浴施設の利用料等、物価が非常に高いうえ観光や移動の手段がツアーかレンタカーに限定されるため懐には厳しい
但し、国立公園をはじめ観光地の入場料や駐車場は大半が無料

レイキャビク ☆☆☆

一国の首都というにはあまりにもこざっぱりと可愛らしく普通の港町の雰囲気

ブルー・ラグーン ☆☆☆☆

島の南西端近くにあり世界最大の露天風呂と言われる
荒涼とした火山性の大地に青白い硫黄泉のラグーンが広がる景観は人気が高く入浴には予約が必要
但し、温泉は自然湧出ではなく地熱発電所が発電用にくみ上げたものを再利用しておりラグーンも人工的に造られたもの

シンクヴェトリル ☆☆☆

レイキャビクから北東へ約40kmの平原にある地溝帯
ホットスポットと呼ばれるマントルの表出部分であり、ここを境に東側にはユーラシアプレート、西側には北米プレートが現在も広がり続けている
見た目にもわかりやす大地の裂け目が連なり崖のところどころから流れ落ちる滝が美しい

フォンタナ ☆☆

シンクヴェトリルとゲイシールの間にある湖に面した温浴施設

ゲイシール ☆☆☆☆

レイキャビクの東北東約80kmのところにある間欠泉群、その呼称(Geysir)は英語の間欠泉ガイザー(geyser)の語源ともなった
多くの間欠泉が密集し、現在最も活発に活動しているストロックル間欠泉は数分おきに20mほどの噴出が間近で見られる

グトルフォス ☆☆☆☆

ゲイシールから東へ約10kmにある大きな滝
アイスランド語でフォスは滝を表しグトルフォスは黄金の滝を意味する、晴れた日の水しぶきに映る虹を伴った景観はまさに金色に輝いて見える

ファクシの滝 ☆☆

ゲイシールの南約10kmにある滝、落差は小さく滝というよりも堰に近い

ケリズ火口(クレーター) ☆☆☆

火山活動でできた小さなカルデラ状の湖
噴火口にできた火山湖のように見えるが爆発した形跡はなく地下のマグマが消失して山体が陥没したとされる

ウリザフォス ☆☆

アイスランド南部シヨウルサ川にある滝
川幅が広く水量はアイスランド最大らしいが落差はなく大きな早瀬といった感じ

セリャラントスフォス ☆☆☆☆

アイスランド南部にある巨大な滝
平らな高台から平地に流れ落ちているため国道1号線を西から来るとはるか遠くからも確認できるが、不思議な現実感のなさがRPGの風景のよう
歩いて滝壺の裏側を回れるが水しぶきが激しくしっかりした雨具が必要

グリュフラブイ ☆☆☆☆

セリャラントスフォスの数百m北側にある岩陰に隠れた滝
外からは岩の裂け目からわずかに見えるだけだが裂け目から滝壺まで入ることがでる、内側から見上げる景色は圧巻

セリャヴァトラロイグ ☆☆

無料の温泉だが駐車場から20分ほど歩く、橋のない渡渉ポイントもある
プールに熱水がひかれているもののそのままプール外に流れ出るような状態で、更衣室も管理が悪く入浴できる状態ではなかった

スコゥガフォス ☆☆☆☆

森の滝の名を持つ巨大な滝、セリャラントスフォス同様、高台から一気に流れ落ちる
遊歩道が整備されており滝壺や滝の上まで行くことができる


ディルホゥラエイ ☆☆☆☆

アイスランド最南端に近い岬
天候が良ければ沖合にレイニスドランガルと呼ばれるロウソク状に尖った岩が見られるはずだがあいにく暴風雨の中だった

フォス・ア・シドゥ ☆☆☆

国道1号線沿いにある大きくはないが印象的な滝

ヴァトナヨークトル ☆☆☆

島の南東にあるアイスランド最大の氷河、ヨークトルは氷河の意味
冬季には氷の洞窟を探索するツアーが催行されるが、春から秋にかけては崩壊の危険があるため訪れることはできない

スバルティフォス ☆☆☆☆

ヴァトナヨークトル(氷河)の南部にあたるスカフタフェットル国立公園にある滝
柱状節理と呼ばれる六角形の玄武岩の柱が連なる壁の下部が滝壺で崩れ上部は柱状節理の滝のように見える

フンダフォス ☆☆

スバルティフォスの下流にある滝

ヨークルスアゥルロン ☆☆☆☆☆

南東部の海岸近くにある湖
ヴァトナヨークトル(氷河)の支流ブレイザメルクルヨークトル(氷河)の先端が崩れる場所にあり氷河から剥離した氷山が湖に漂う景色が幻想的

デティフォス ☆☆☆☆

北部にある大きな滝、ヨーロッパ随一の迫力のある滝と言われる
確かに大きくてダイナミックな滝だが荒野の大地を流れ落ちるため日本人の感覚からすると無骨すぎて風情に欠ける
滝の両岸に展望所があり国道1号線からは左岸(西側)の道路が舗装されていてアクセスしやすい
但し、滝から北はひどく荒れた未舗装路になり4WD車以外は避けたほうが無難、右岸(東側)の道路(未舗装)の方がはるかに走りやすい

セルフォス ☆☆☆☆

デティフォスの上流にある滝
落差はデティフォスよりも小さいが川の流れに対し斜めに横切るように滝が形成されており幅はかなり広い、デティフォスよりも美しいと思う

アークティック・ヘンジ ☆☆

アイスランド最北端に近い北極圏の港町ロイバルヘプン郊外にある巨石のモニュメント
ストーン・ヘンジをイメージさせるが古来の遺跡ではなく近年作られたもの

アウスビルギ ☆☆

火山活動によってできたとされる断崖に囲まれた馬蹄形の谷
峡谷の底には緑の森が広がりアイスランドでは希少な風景とされるが日本人の目には取り立てて珍しいものではない

クラプラ火山 ☆☆☆

北東部にある火山、古い火口湖や地熱発電所がある

ナウマフィヤットル(ナマスカルズ) ☆☆☆☆

クラプラ火山の南にある地熱地帯、噴気孔から蒸気が噴き出す日本の温泉地でいうところの地獄谷

ブルー・レイク ☆☆☆☆

ミーヴァトン湖から国道1号線を東に3kmほどのところにある乳青色の湖
湖に向けてものすごい勢いで温泉が噴き出している

ミーヴァトン・ネイチャー・バス ☆☆☆☆

ミーヴァトン湖の東側の高台にある温浴施設
ブルー・ラグーン同様青みがかった白濁の露天風呂、世界最北の露天風呂温浴施設と言われる

グリョウタギャウ ☆☆☆

ミーヴァトン湖の東側にある洞窟内に湧く温泉
青みがかった透明の綺麗な湯でかつては入浴できたが火山活動によって湯温が上昇し入浴できなくなり現在も入浴禁止

ディムボルギル ☆☆

ミ−ヴァトン湖畔にある溶岩台地、浅間山の鬼押出しのような景観

ホフソス ☆☆☆☆

スカガフィヨルドの東岸にある小さな港町
アイスランドには各所に観光客向けの温浴施設とは別に主に住民のための温水プールがある、ここはフィヨルドを望む崖の上にあり眺望抜群

風景