Quinary - 第五紀

東北


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青森

蔦温泉:蔦温泉旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)(無色)

風格あるたたずまいの一軒宿。新しい「泉響の湯」も良いが、ブナ・ヒバ総木造りの浴舎で湯船底のブナの風呂板から湯玉が湧きあがる「久安の湯」が出色で癒し効果抜群(2009)

谷地温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

単純硫化水素泉(白濁)

大きすぎない鄙びたヒバ造りの浴舎にミルク色の硫黄泉が湧き出し心底安堵できる。風呂の風情は抜群だが建物は古く山小屋然とした感。混浴(2009)

猿倉温泉

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

石膏硫化水素泉(硫黄泉)(白濁)

到着が日帰り入浴時間を過ぎていたため露天のみ入浴。新しく清潔な印象だが蔦・谷地と比べると風情に欠けるか。お湯自体は他の温泉地への配給元となっているほど豊富かつ良質(2009)

酸ヶ湯温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)(白濁)

総ヒバ造りの名物「千人風呂」の他に「熱の湯」「冷の湯」「四分六分」「湯滝」の湯船。風情ある立派な浴舎に強酸性の良泉。但し日中はほとんど観光地化してしまっている印象。千人風呂は混浴(2009)

嶽温泉:山楽

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

酸性-カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(白濁)

観光案内所で紹介された日帰り入浴のできる宿。見た目は古い観光地の食堂風、その奥に内湯がありさらに奥の道路に近いあたりに露天風呂。内湯は小さいが木造(ひば?)の浴舎が鄙びていて落ち着く(2008)
No Photo


不老ふ死温泉

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ○,眺望 ◎,ユニーク ◎]

ナトリウム-塩化物強塩泉(黄褐色)

日本海に面した波打ち際の黄褐色の露天風呂に夕日が沈むという。但し、日帰り入浴は日没前に終了。露天のお湯はややくどい感じ(2009)

青荷温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

単純炭酸泉 (無色)

道すがらの手書きの案内板、洗練された建物、風呂等どれも好印象。滝見の湯・露天・内風呂・健六の湯いずれも垢抜けたシックな風情。夜は電気を使わずランプの宿として有名(2009)

古遠部温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(赤褐色)

浴舎はこじんまりとしているが源泉が湯船に床に滔々とあふれ贅沢この上ない。総ヒバ造りとのことだが温泉成分が凝固して床は軽量スレート状。秘湯感抜群だが建物は相当古い(2009)


秋田

日景温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物泉(硫化水素型)(白濁)

鄙びた湯治宿の趣き、総ヒバ造り・十和田石敷きの古い浴舎が風情抜群。中庭風の露天も景色が良いわけではないが落ち着きがある。湯治棟の湯はもっと濃いらしい。建物は古い(2009)

奥奥八九朗温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 △,ユニーク ◎]

泉質?(赤褐色)

林道の中に突然赤茶けた地肌をあらわす野趣満点の野湯。大きな気泡がボコボコと湧き出すが湯は適温。脱衣所等なし。夏は怖いほどのブヨの大群(2009)

後生掛温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

酸性-単純硫黄泉(白濁)

泥湯・箱蒸し風呂・露天等各種浴槽、それでも天井の高い総木造の浴舎は決して安っぽくならず本物の風情がある。(2009)

蒸ノ湯温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 ○,ユニーク △]

単純酸性泉(白濁)

古いが手入れされた建物は情緒たっぷりで館内の内湯も風情あり。立ち昇る噴煙近くで直接源泉を引いた露天も野趣抜群(2009)

玉川温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

酸性-含二酸化炭素・鉄(U)・アルミニウム-塩化物泉(高張性高温泉)(無色)

天井の高いヒバ造りの浴舎にきわめて強い酸性(pH≒1!)の湯。虫刺されの傷にさえ沁みるため、あえて源泉50%の湯船も用意されている。野外に露出する岩肌はラジウムを放射する北投石を含み、癌等にも効果があると言われており岩盤浴客多数。県営の駐車場は狭く、入れないことも多いらしい(2009)

新玉川温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

酸性-含二酸化炭素・鉄(U)・アルミニウム-塩化物泉(高張性高温泉)(無色)

玉川温泉と同じお湯を引いており、浴舎も玉川と似た造りにしてあるが露天と温浴が付随。とにかくきれいでホテルのよう。玉川温泉まで徒歩10分、駐車場もタダなので玉川温泉の駐車場が満杯ならこちらに停めても可(2011)

乳頭温泉郷:蟹場温泉

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 ◎,眺望 △,ユニーク ○]

低調整弱アルカリ高温単純泉(単純硫黄泉)(無色/湯の花)

宿泊棟から50mほど離れた林の中に2〜30畳の広さの露天風呂。湯の花の舞う青みがかった透明のお湯で眺望はないが林間の雰囲気がよい。2つある内湯の中のひとつ木風呂は総秋田杉造りで透明な湯に湯花が舞い情緒あふれる。宿自体も山荘風の造りで好感が持てる(2011,2012))

乳頭温泉郷:大釜温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 ○,眺望 △,ユニーク ○]

酸性-含鉄(U)・アルミニウム-硫酸塩泉(白濁)建物は昔の校舎を移築した斬新なつくり。内湯とそれに続く露天に硫黄泉があふれシンプルで素朴な感じがよい(2011)


乳頭温泉郷:妙の湯

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 ○,眺望 ○,ユニーク ○]

酸性・カルシウム・マグネシウム・硫酸塩泉/単純泉(赤褐色/無色)

乳頭温泉郷随一のモダンな宿。風呂も金の湯・銀の湯の2つの源泉を趣の異なる7つのしゃれた湯船に巧みに配し露天ではバスタオル入浴も可と女性を意識した造り。堰を目の前にした露天からの眺めもよい。館内・部屋ともにきれいで食事も繊細で満足できるがきれいにまとまりすぎてややインパクトに欠ける面も(2011)

乳頭温泉郷:黒湯温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ○,眺望 ○,ユニーク △]

単純硫化水素泉(白濁)

乳頭温泉最奥部に昔ながらのたたずまい。混浴と男女別にそれぞれ内湯と露天があるが混浴の方が視界が開けており風情もよい(2011)

乳頭温泉郷:孫六温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 ○,ユニーク △]

単純硫黄泉/ラジウム鉱泉?(無色)

黒湯から少し下がったところにある山小屋風の素朴な温泉。川べりに露天があるが風情はそこそこでそれよりも内風呂のほうが狭いながら雰囲気あり(2011)

乳頭温泉郷:休暇村乳頭温泉郷

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

単純硫黄泉/ナトリウム炭酸水素塩泉(白濁/透明)

ホテルの設備の整った清潔な風呂。露天は屋根・囲いつきで開放されているのはぶな林に面した1面のみだが木組みで落ち着く。お湯は2種類あるがいずれも上等(2012)
No Photo

乳頭温泉郷:鶴の湯

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

含硫黄-ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)、含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉、ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉、含重曹・食塩硫化水素泉(白濁)

江戸時代の関所を思わせる茅葺きの建物が並び雰囲気抜群。露天も特別広くはなく景色も絶景でもないが、素朴で自然なつくりと周りの建物とが乳白色の湯と絶妙にマッチし風情たぷり(2004,2011)

田沢湖高原温泉:アルパこまくさ

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 ◎,ユニーク △]

単純硫黄泉(白濁)

乳頭温泉手前の旧国民宿舎をリニューアルした温泉施設。バスターミナル兼観光案内所兼日帰り温泉施設といった感じ。晴れていれば露天風呂からは田沢湖が見下ろせ眺望は抜群。温泉も白濁の硫黄泉で文句なし(2011)
No Photo

須川温泉:栗駒山荘

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 ◎,ユニーク △]

強酸性明礬緑礬泉/酸性・含鉄(U)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(白濁)

秋田岩手県境の栗駒山山腹にあるホテル。仙人の湯は雄大な栗駒山麓が望める展望露天風呂で眺望抜群。風情はないが泉質、新しく清潔な浴舎、施設とも文句なし(2011)

泥湯温泉:奥山旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 ○,眺望 △,ユニーク △]

単純硫黄泉(白濁)

旅籠風の佇まいの中に趣のある売店・浴舎等の建物が並び風情あり。観光客多く日帰りで入浴のできる露天・内湯ともに満員状態だった(2009)

川原毛大湯滝

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 △,ユニーク ◎]

酸性-含二酸化炭素・鉄II-塩化物泉 (無色)

20mの落差のある大湯滝。夏場は源泉地の川原毛地獄から流れ出た川が滝のところで入浴適温に(但し、雨後はぬるいらしい)。豪快さでは知床のカムイワッカを遥かに凌ぐ。観光客が多く水着で入浴(2009)


岩手

藤七温泉:彩雲荘

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 ◎,ユニーク ◎]

単純酸性硫黄泉(白濁)

標高1,400mの高所にあるワイルドな露天。宿裏側の源泉地帯のそこここに木造りの湯船を作った感じ。内風呂も風情あり(2009)

松川温泉:松楓荘

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 ○,眺望 △,ユニーク △]

酸性単純硫黄泉(硫化水素型)(白濁)

八幡平から南に下がったところにある鄙びた温泉宿。洞窟露天風呂は崩落防止のワイヤー網がかぶせられやや風情を損なうも内湯のお湯はよかった(2011)

大沢温泉

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 ○,ユニーク △]

アルカリ性単純泉(無色)

自炊部露天風呂は川べりにあり対岸の茅葺の宿舎や橋・水車等の風情最高。自炊棟の湯治宿らしい長い廊下の風情も良(2011)

鉛温泉:藤三旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

アルカリ性単純高温泉(無色)

白猿の湯は湯船の底から自然湧出するものとしては深さ1.25mのもっとも深い湯船とのこと。宿の廊下から4mほど下に大きな浴室がありその中央に湯船。階段で降りて脱衣所がありそのまま入浴するスタイルは不思議な感じ。その他の風呂は特筆すべきものは...(2011)
No Photo

国見温泉:石塚旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ○,眺望 △,ユニーク ◎]

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)(緑色/クレゾール臭)

鮮やかな、バスクリンよりも鮮やかな緑の湯で匂いも独特。岩組みの中のコンクリート造りの露天も質素ながら好印象。但し、湯の個性が強すぎるためか単調な印象も(2009)

夏油温泉:元湯夏油

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 ○,眺望 ○,ユニーク △]

カルシウム・ナトリウム-塩化物泉(無色)

深山の行き止まりに昔ながらの湯治棟が並び川縁に5つの露天風呂。最奥部の大湯が温度は熱いものの湯質・風情ともにベスト。泉質の異なる内湯もあるが風情は薄い(2009)


宮城

川渡温泉:藤島旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉(鶯色/微硫黄臭)

大きな四角い湯船に鶯色の滑らかなお湯があふれ気持ちがよい。建物は古いがそれなりに清潔でなんといってもこのお湯で入浴料200円は驚き(2011)

東鳴子温泉:高友旅館

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉、ナトリウム-炭酸水素塩泉(黄黒・油臭/黄透明・微油臭)

4つの異なる源泉があるが日帰りでは2カ所・3源泉(うちひとつは冬は湯量少なく入浴不可)が入浴可能。黒湯は石油臭の鉄錆系、ひょうたん湯も油臭するがやわらかく入りやすい、黒湯と同じ浴舎のプール風呂は冬季は入れず(2011)

鳴子温泉:滝の湯

総合:☆☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

酸性含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム-鉄(U)硫酸塩泉(硫化水素型)(白濁)

鳴子温泉の共同浴場。狭い(特に脱衣所)が白濁の硫黄泉がとうとうとあふれる板張りの浴舎は雰囲気抜群。近隣の温泉宿から外湯を求めてくる宿泊客も多くかなり混み合う(2008)

中山平温泉:琢秀

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(白濁)

とろとろのお湯からうなぎ湯とも呼ばれる。アルカリ性の炭酸水素塩・硫酸塩泉で美肌効果は高そう。2箇所ある露天風呂は下の露天のほうがぬるめだがよい(2008)

中山平温泉:しんとろの湯

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)(やや青みがかった無色〜乳白)

道路沿いにあるスーパー銭湯風の公衆浴場。まだ新しい館内は外観ほど大きくはないが湯船には樋を廻らせて適温に冷まされた源泉が注ぎ込まれ気持ちがよい。泉質はアルカリ性でややとろみあり(2012)

鬼頭温泉:せんとう目の湯

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)(無色)

鬼頭温泉入り口近くにある温泉銭湯。モダンな木造の山小屋風のつくりで落ち着いた印象。内湯とそこから石段を降りたところに露天があり、その名のとおり眼病に効用があるとのこと(2012)


山形

赤倉温泉:三之亟(さんのじょう)

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 △,野趣 △,眺望 △,ユニーク ○]

カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉(無色)

風呂は内風呂・岩風呂・露天の3つり男女入れ替え制。岩風呂はその名の通り浴室内に大きな岩がせり出す中に温度の違う湯船が3つ、無色透明・無臭で軟らかいお湯。日帰り入浴だったため入れ替え制の露天は時間が合わず入れず(2012)

銀山温泉:共同浴場かじか湯

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(無色)

情緒ある温泉街は超有名でGWは車は1km以上手前から路上駐車で無料バスがでる状況。川の両側に温泉宿が並び大正からの建物も残されているがこぎれいで重厚感はなく情緒も期待ほどではない感じ。かじか湯は温泉街の真ん中近くにある無人の共同浴場。湯船はせまいがとろみのあるお湯があふれる。訪問時は一瞬つかるだけが限界の熱さだった(2012)

蔵王温泉:蔵王温泉大露天風呂

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆☆ [情緒 ○,野趣 ○,眺望 △,ユニーク △]

酸性−含鉄・硫黄・アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(白濁)

蔵王温泉最奥部の渓流沿いにあり名前の通り露天風呂のみの日帰り入浴施設。渓流沿いではあるものの視界は限られ眺望はない。男女合わせて200人入れるとのふれ込みはちょっと過大な気もするが大きな2段の風呂に濃い硫黄泉があふれる(2012))

姥湯温泉:枡形屋

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 ◎,ユニーク ◎]

単純酸性硫黄泉(白濁)

ワイルドな景色が有名な秘湯。露天風呂は大きく崩れた山肌と渓流を望み景色は抜群。訪問時は残念ながら濃霧が立ち込めており絶景を堪能することは出来なかったが、それでもワイルドさは十分に感じられた。逆に、幽玄な雰囲気には写真で見るあっけらかんと晴れ渡った景色とはまた違った風情があった。道は細いながらも舗装されているが勾配が半端ではない(2014)

広河原温泉:湯ノ沢間欠泉湯の華

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ◎,眺望 ○,ユニーク ◎]

ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(赤褐色)

日本で唯一の入浴できる間欠泉。間欠泉は二酸化炭素が溜まって噴き出すようで、お湯自体は熱くない。山深い秘湯の代表格で冬季は閉鎖され、年によっては残雪のため開業がGWに間に合わないことも。道も途中までは舗装路だが、最後の6〜7kmは荒れた舗装路から完全なダートに。湯船は思ったよりは大きくはないが、入り口近くに間欠泉の噴き出し口があり10?40分ごとに最大4?5mのお湯を吹き上げると言う。訪問時は1〜2m程度であったが、ずっと噴き出し続けていた(2014)

小野川温泉:尼湯

総合:☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 ○,野趣 △,眺望 △,ユニーク △]

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(無色/湯の花)

秘湯の一軒宿が多い米沢八湯では珍しく、こじんまりとした温泉街にある共同浴場。お湯は無色透明で湯の花が舞う。温度が高いため井戸水で薄めている。平安時代、小野小町が病を癒したとされる。集落の中心部に周りをロータリーのように道路で囲まれた小さな建物で湯船も大きくはないが清潔に保たれ大切にされているのがよくわかる(2014)

大平温泉:滝見屋旅館

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 △,野趣 ○,眺望 ○,ユニーク △]

カルシウム・硫酸塩泉/含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(無色)

露天は渓流に面しており無色透明の湯が溢れる。米沢温泉郷で一番柔らかいお湯ではないかと思われるほど肌に馴染むぬる目のお湯で、眼下の渓流を眺めながら長湯が楽しめる。道路は細い急勾配の登りが続き、やっと駐車場までたどり着いたかと思えばなんとここから徒歩で急な坂道を下る。帰りは20分も登らなければならないので季節によってはキツイだろう。温泉は駐車場からは音さえも全く聞こえない深い渓流の吊り橋を渡った対岸。車も入れない場所にあるのに予想外の大きさの建物で、雪のために工期も限られるのにさぞかし苦労して建てたことだろう(2014)

白布温泉:西屋

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(無色/湯の花)

西屋の屋号のとおり、すぐ隣り合って東屋と中屋も建っているが、他の2件は火災によって特徴ある茅葺の建物を焼失し、西屋だけがかつての面影を残す。お湯は無色透明で湯花が舞う一般的な硫黄泉だが湯量が膨大で、浴舎の上方の3本の樋からお湯が滝のように流れ落ちて来ることから滝の湯と呼ばれる。その湯量は湯船を満たすどころではなく、溢れたお湯はそのまま床の全面を勢いよく流れ浴舎の外へと出て行く。浴槽は黒御影石造りの四角いシンプルな造りだが、まるで樋が滝、浴槽が滝壺、浴槽から流れ出るお湯は川のよう。湯温が高く加水して調整してあるがお湯は新鮮そのものでとにかくその勢いに驚く(2014)

新高湯温泉:吾妻屋旅館

総合:☆☆☆,風呂:☆☆☆ [情緒 △,野趣 ○,眺望 ○,ユニーク △]

含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉(石膏硫化水素泉)(無色)

露天風呂は眺望の湯、根っこの湯、滝見の湯が混浴、狸の湯が女性専用。お湯はややインパクトに欠ける感じがする。また、訪問時はあいにくの雨でせっかくの眺望も望めなかった。もっとも、宿泊客専用の内湯が一番泉質が良いとのこと。白布温泉から2km足らずの所にあるが、わずかその距離の勾配たるや姥湯や大平温泉を上回る。立ち寄り湯客用の勾配のある駐車場に車を停める際、坂に対して直角に車を停めると車高の高い車だとそのまま横倒しになるかと思うほど(2014)


福島

甲子(かし)温泉:旅館大黒屋

総合:☆☆☆☆,風呂:☆☆☆☆ [情緒 ◎,野趣 △,眺望 △,ユニーク ◎]

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)(無色)

福島県というより那須(栃木県)の北と言った方がわかりやすいかもしれないがいずれにしろ山奥の一軒宿の秘湯。名物の大岩風呂は大きくて深い湯船に岩壁から澄んだお湯が流れ込むのと同時に湯船の底からも湧き出ている。湯船と脱衣所が一体の昔ながらの造り。大きな梁で木造の浴舎が架けれられており風情がある。湯温も高くなくリラックスして長湯できる。大岩風呂は混浴だがすぐ隣に女性専用の湯船もある(2014)