Quinary - 第五紀

オーストリア


2022年10月、スイスから一旦南下したイタリアから再度北上してオーストリア・アルプスへ
世界一美しい湖畔の町とされるハルシュタットで今回の旅の第1部アルプス巡りは完結し、芸術の都ウィーンから第2部アート編にシフトチェンジ

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オーストリア・アルプス

ダッハシュタイン ☆☆☆☆

オーストリア・アルプスの一部であるダッハシュタイン山脈
湖畔の町ハルシュタットからロープウェイで登ることのできる展望台もあるが、ここで紹介するのは山脈の南側にあたり鉄道最寄り駅はシュラトミング

ハルシュタット ☆☆

世界一美しい湖畔の町と称せられ、ダッハシュタインとともに世界遺産に登録されている
湖に沿って続く町並みは確かに美しくはあるもののこじんまりとしており期待したほどの感動はなかった

ザルツブルク

古くから塩の産出で栄えたオーストリア西部の古都、旧市街は世界遺産に登録されている
モーツァルトの故郷としても知られ夏には世界的な音楽祭が催されるが残念ながら音楽の素養に乏しくありがた味は感じられなかった

モーツァルトの生家 ☆☆

ザルツブルク城 ☆☆☆



ウィーン

ハプスブルク家の発展とともに繁栄してきたオーストリアの首都、旧市街の宮殿や教会が往時の面影を残す
ハプスブルク家が蒐集した膨大な美術品を誇りモーツァルトやベートーベンが活躍した音楽の都でもある
訪問先の掲載・評価は個人の趣味により絵画に偏っています

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シェーンブルン宮殿 ☆☆☆

ウィーン西郊に建ち、部屋数1,441、広大な庭園や現存する最古の動物園まで有するバロック様式の壮麗な宮殿
宮殿建物の2階部分は見学コースが設定されており王侯貴族の豪華な部屋や広間を見ることができるが宮殿内部は撮影禁止

ベルヴェデーレ宮殿 ☆☆☆

ウイーン市街にほど近いかつての将軍の夏の離宮
南側のやや高い場所に上宮、緩やかな斜面の庭園の先に下宮が建ち、現在は美術館として利用されている
クリムトの「接吻」「ユーディット」を所蔵するが「ユーディット」はアムステルダムのゴッホ美術館に貸出中だった(旅の終盤に貸出先でキャッチ・アップ)

上宮

クリムト

貸出中

エゴン・シーレ

エドゥアール・フレデリック・W・リヒター

エミール・ヤーコブ・シンドラー

ハンス・マカルト


下宮

ルーカス・クラーナハ(父)

セガンティーニ


美術史美術館 ☆☆☆☆☆

栄華を極めたハプスブルク家が古今東西世界中から蒐集した美術品のコレクションが公開されている
膨大な量もさることながら教科書で見たような絵が部屋ごとにあっちにもこっちにも展示されていることに驚く

フラ・バルトロメオ

ラファエロ

カラバッジオ

ルーカス・クラーナハ(父)

ブリューゲル

アルチンボルト

ベラスケス

ムリーリョ

フェルメール


自然史博物館 ☆☆☆☆

美術史美術館と広場を挟んで向かい合わせに建つ同じ形の建物が自然史博物館
鉱石・貴石の展示は素晴らしいが他はそれほどとも感じなかったのは単に趣味の問題?
膨大な収蔵物のなかで特に優れた100点が「TOP100」として選定されている

アルベルティーナ ☆☆☆☆

ガイドブックの評価は高くなかったがちょうど開催中だったバスキアの特別展の幟につられて入館
20世紀美術を中心とした常設収蔵品の展示も好みに合い思わぬ拾い物

モディリアーニ

マチス

エミール・ノルデ

フランツ・セドラチェク

シャガール

ピカソ

バスキア


レオポルド美術館 ☆☆☆

ミュージアムクオーターと呼ばれる複合アートセンターにある美術館、多くのエゴン・シーレを所蔵

王宮宝物館 ☆☆☆

奥まった場所にありちょうど建国記念日の前後にあたり周辺はごった返していて入口を探すのに難儀した
無数の宝石で飾られた王冠や笏杖は素晴らしいがこれだけたくさんあると...

シシー博物館 ☆☆

ウィーン旧市街の王宮の一部がシシー博物館として公開されている
シシーこと后妃エリザベートが目下のウィーンの最大の推しのようだが歴代皇帝やマリア・テレジアも霞むほどの力の入れ方にはやや違和感
テーブル・ウェア以降の衣装等の展示は撮影禁止


セセッシオン ☆☆

19世紀末に新しい芸術運動を追及するために結成されたウィーン分離派を象徴するユニークな外観の建築物
内部も公開されているがクリムトの「ベートンベンフリーズ」(壁面上部に水平に施された装飾)のほかはテンポラリーなアート・スペースと利用されている

フンダートヴァッサー

ウィーンのガウディとも称されるフンダートヴァッサーは自然と人間の調和をテーマにした建築物を残した
不規則な形状や鮮やかな色彩を特徴とするが概観・周辺を含め保存状態はいまひとつのように感じた

フンダートヴァッサーハウス ☆☆

クンスト・ハウス・ウィーン ☆☆

(背面)


ザッハトルテ

ウィーン発祥のチョコレートケーキ
カフェ店のデメルとホテル・ザッハ―の間でレシピの正統性を巡って諍いが起きたと言う
正統性はともかく味・雰囲気・格式ともホテル・ザッハ―の圧勝のように感じた(あくまで個人の嗜好にもとづく感想です)

ホテル・ザッハー ☆☆☆☆

デメル ☆☆☆


教会

長い歴史をもつウィーンには数多くの教会があり芸術・文化の中心となってきた
建築様式もゴシック、バロック、ネオゴシックなどさまざま

シュテファン大聖堂 ☆☆☆

ペーター教会 ☆☆☆

カールス教会 ☆☆☆

ヴォティーフ教会 ☆☆☆


街角

オペラ座

王宮

蚤の市

建国記念日