Quinary - 第五紀

キルギス、カザフスタン


2013年8月から9月にかけて中央アジアを旅しました

このページにはキルギスとカザフスタンの2か国を掲載しています

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キルギス

かつてはソビエト連邦の一部であり中央アジアのスイスと呼ばれる風光明媚な国、国土の約40%が標高3,000mを超える山岳国家

イシク・クル湖 ☆☆

旧ソ連時代は外国人の立ち入りが禁止されていたことから幻の湖とも呼ばれていたという
流れ込む川はあっても流れ出る川がなく標高が高いわりに冬季も凍らないなど不思議な湖
但し、琵琶湖の約9倍と非常に大きいうえ中央アジアやロシアの富裕層が避暑に訪れる中央アジアきってのリゾート地でもあり神秘的な感じはない

岩絵野外博物館 ☆☆☆

イシ・ククル湖の中心地チョルポン・アタの北西約4km、河川敷のような山の斜面に岩絵や石人(人型に彫刻された石)が点在する
岩絵は4,000年前に描かれたものもあるらしいが見た目にも鮮やかなものが多く、野ざらしでこんなによい状態で保存されているものだろうかとも思う

ソン・クル湖 ☆☆☆☆☆

標高3,000mを超す高地にある小さな湖、遊牧民の夏の放牧地でありキルギスの言い伝えで「神様の別荘地」とも呼ばれる
近隣の町から遠く離れていることもあって静かでユルタ(遊牧民の移動式住居、モンゴル語でゲル、中国語でパオ)以外なにもないが美しく不思議な充足感がある

ブラナの塔 ☆☆

キルギスの首都ビシュケクの東約60km、かつてのカラ・ハン朝の首都バラサグンがあったと推定される草原に立つ高さ34mの美しい塔
11世紀の建造時には高さは45mあったが地震で上部が倒壊したという
塔の北側にはキルギス各地から集められた石人が野外展示されており小さな博物館もある

アラ・アルチャ自然公園 ☆☆☆

ビシュケクの南30kmにある自然公園、アラ・トー山脈への登山・トレッキング基地
但し、日帰りで行けるところは限られており距離的に手ごろな滝のコースは景色はよいが行程がきついわりに目的の滝は予想外に小さい

スライマン・トー聖山 ☆

キルギス第二の都市オシュの町の西にそびえる岩の丘
預言者スライマンゆかりの地で現状キルギス唯一の世界遺産(写真のモスクは世界遺産ではない)だがイスラム教に縁のない観光客には単なる岩山にしか見えないだろう

独立記念日(ビシュケク)

8月31日の独立記念日にたまたま首都ビシュケクに居合わせた
中心部のアラ・トー広場にはステージが設けられ民族舞踊や歌謡ショーが、競馬場では伝統の馬術競技が催され夜には花火も上がっていた
日本から流鏑馬の保存会の一行が招待され演技を披露していた


街角



カザフスタン

旧ソビエト連邦の一部、世界第9位の国土面積をもつがその大部分は砂漠や乾燥したステップで人が住める土地は少ない
石油や鉱物資源に恵まれ中央アジアの中の先進国とも呼ばれる反面観光資源は少ない

コジャ・アフメド・サヤウィ廟 ☆☆☆

イスラム教サヤウィ教団の創始者の廟で世界遺産に登録されている
ティムールによって建てられ高さ44m、直径22mのドームを持つ巨大な廟は中央アジアに現存するなかでも最大級だという
周囲にある地下モスクや浴場跡等も見学可能で展示も充実している